首の後ろのしこりが

私の実家には、今年10歳になるヨークシャーテリアのメスがいます。名前はナナです。飼い主は弟ですが、家族みんなで可愛がっています。
かなり前から、ナナの首の後ろにしこりのような、できもののようなものがあり、弟はそれを気にはしていましたが、特に動物病院で診てもらうようなことはしていませんでした。ところが、今年の3月、急に血尿が出るようになってしまい、動物病院につれていきました。その時すでに動物病院が閉まる所でしたが、獣医さんのご厚意で診ていただけることになりました。ナナの血尿の事とともに、首の後ろのできものも診てもらえることになりました。そこで、獣医さんが言うには、血尿とできものの状態からして、白血病の可能性があるとのことでした。そして、首の後ろのできものがなにかというのは、手術して摘出して病理検査にかけてみないときちんとした判定ができないそうです。そして、ナナが10歳と高齢であることも考慮して、手術は止めた方が、ナナ自身にとってもよいのではないかということでした。ただ、白血病と診断されたわけではなく、可能性があるとのことなので、薬を飲ませてみて、それで血尿とできものの状態が改善されていけば、白血病ではないだろうと言われたので、しばらくナナには処方された薬を飲ませて様子を見ることになりました。薬を飲ませて2、3日すると血尿は収まり、さらに1週間ほど経つと、首の後ろのできものが小さくなってきました。再び、薬を処方していただいた動物病院で経過を見ていただいた結果、白血病の疑いが晴れ、家族みんな安心しました。

最後は睡眠薬で

チワワ男の子14歳でした。
寒い1月のことです。
突然起こりました。
昨夜まで変りなく元気で過ごしていたのですが、朝息をハッーハッーと苦しそうにはいているのです。
どうしたのかと体を摩ると いつもの元気はなくしっぽがわずかに動くだけでした。
しばらく様子を見ていたのですが どんどん酷くなるようなので病院へ電話して往診をお願いしました。
来ていただいたのが 午後4時ごろになり先生の診察では老犬によくみられる心臓病とのことでした。
薬で様子を見るとのことでした。
フードもほとんど自分で食べることをせず 柔らかくして私の手で少しづつ食べさせました。
錠剤の薬だったので飲むのを嫌います。
砕いてジュースと混ぜて飲ませました。
幼犬用のミルクを与える 嬉しそうに飲むので薬を混ぜて飲ませるときれいに飲んでくれました。
元気を取り戻して ホッとしていました。
庭に出たがるようになり 寒くても服を着せて庭に出してやりました。
空を見上げ空気をクンクンと感じ なんだか老後を楽しんでいるかのようでした。
これで元気になってくれると信じて喜んでいました。
数日たって 
朝フードの後に薬の入ったミルクを飲んでくれて 本当に薬が効いたんだと思っていました。
翌朝のことでした。
起きるのにまだ少し早かったのですが 目が覚めて見るとまた始まったんです。
ハッーハッーとあの息使いです。
体全身がもうぐったりしていました。
それでも体をなでてやると 嬉しそうに体を動かそうとします。
庭に行きたいのか 体を無理に少し動かしています。
毛布にくるみ 抱いて庭に連れて行ってやりました。
空を眺めていましたが 下におろしてほしそうにするので
庭におろしてやるとよろけて歩けませんでした。
すぐ家に連れて入り病院へ電話をして往診をお願いしました。
でもこの日は混んでいて 午後2時過ぎに来られたのですが
「もう眠らせてやらないと可愛そうです。」と言われ
睡眠薬で眠らせて そのまま息を引き取りました。
いつかは別れが来るのでしょうけど こんな辛いことは経験したくない思いです。
大切な家族を亡くしました。

ケトアシドーシス

ミニチュアダックスフントのオスを飼っていましたが、12歳になったころから水をガブ飲みするようになり、オシッコの量が急激に増えてきました。
1ヶ月くらいしたころ、突然痙攣を起こしたため、急いで かかりつけの獣医さんのところへ駆け込み、検査をしてもらうと糖尿病で尿にケトンが出てしまい、「ケトアシドーシス」という危険な状態になってしまっている、ということで 入院し 快復を計りながら血糖値の検査を続けてインシュリンの投与量を決めてもらって退院、その日から自宅で食事療法と一日2回のインシュリン注射が始まりました。
注射で血糖値が少し安定しだしたころにさらに血液検査と超音波検査で、病気の大もとは「クッシング症候群」といういう難病であるとわかりました。
副腎の働き過ぎを抑える薬も加わりました。眼が真っ赤になる「ぶどう膜炎」という症状も出てきたので、それを抑える点眼薬も使いました。
大量のオシッコの始末や注射に追われながら、何とか以前に近い日常をと私も犬も努めましたが、次第に病魔に勝てなくなり、2年後に再び大きな痙攣を起こして入院、2日間意識が朦朧として生死の境をさまよいましたが、獣医さんたちの懸命の管理、看護によって奇跡の復活、目覚めてからは
毎日お見舞いに行くと満面の笑顔を浮かべて再会を心から喜んでいました。
食欲が全くなかったので、看護師さんが餌をすり身にして日に何度も注射器で口に流し込んでくれて ようやく飲み込み、点滴と注射で命を繋ぎました。
15日間笑顔のままで 状態も上向いてきたので、ということで一旦退院をしましたが、点滴がなくなると もう体を保てず、水を飲んでは吐き続けて苦しみながら 最期まで頑張って生き、逝きました。
看病の間は夜中に何度も起こされ、辛いこともありましたが、死なれてしまうと 健気に生きていた 様々な場面がよみがえり、悲しみは募るばかりです。

自己治癒の為に?

飼い犬はスムースチワワ(当時オス6才)で名前はロンです。
妻と二人暮らしで、その日は朝9時前に河川敷を散歩した後、ロンを家に残して外出しました。
少し遅くなり、夜9時に帰宅したのですが、ロンはいつもの様に尻尾を振りながらリビングで待っており、
私が部屋着に着替えてソファーに座るのを待って、私の足の上に飛び乗ってきます。
いつもそのタイミングで声を掛けながら撫でてあげるのですが、その時よ~くロンを見たら顔に赤い斑点があるのです。
右目の上に1つと左目の下に1つ。
体を見るとやはり赤い斑点が3つほどあったので、妻を呼んで一緒に確認しました。
「蕁麻疹かな?」と思い、リビングに落ちていた何かゴミでも拾い食いしたのか?と考えました。
とりあえずエサをあげて、夜中の散歩にロンと河川敷に行きました。
散歩から帰ってしばらくするとロンの体がいつもより発熱しており、蕁麻疹の斑点の数も増えていました。
ロンは体を頻繁にブルブル振って、全身が痒そうな感じでしたので、とりあえず冷やしたタオルを火照ったロンの体に当てました。
(?いてはダメだと思いましたので、タオルで拭くのではなく、当てるだけにしました)
その晩1時頃に就寝しようと妻と寝室に行きましたが、不安もあったのでリビングと寝室のドアを開けておきました。
消灯後しばらくするといつも静かなロンがリビングから寝室の間をウロウロと歩き回ってました。
いつも入ってこない寝室にも入ってきてウロウロしてましたので、妻と相談し、私だけロンと一緒にリビングで寝ることにしました。
翌朝、ロンを見てみると赤い斑点が昨日の2倍位に増えていました。
エサをあげても食べようとしないので、「散歩行くか?」と呼んだら尻尾を振りながら玄関に行きましたので、
いつもの河川敷に散歩に行くことにしました。快尿、快便でした。
・・が、いつもそんな事はしないのに「河川敷に生えている草を食べ始めた」のです。
タンポポの葉やよく知らない葉をロンは選びながら食べているようでした。
いつもなら草を食べないように注意する所ですが、エサを食べなかったロンが蕁麻疹の状態で河川敷の草を食べているこの状況下では、
「もしかして自己治癒の為に草を食べているのか?」と思い、気が済むまで食べさせてあげました。
それから2日間は与えるエサは少ししか食べず、朝の河川敷の散歩の時に草を食べる行為を繰り返していましたが、
あまり蕁麻疹の斑点が改善しているように見えなかったので、翌日までに蕁麻疹が治らなければ病院に連れて行くつもりでした。
すると翌日に明らかに斑点の数が減って、それから2日ですっかり斑点が消えました。

結局、病院も行かず、何が原因の蕁麻疹なのかは不明ですが、河川敷の草を食べるのは正解だったようです。
犬に備わった自己治癒の本能なのでしょうか?それ以後は蕁麻疹もありませんし、河川敷の草を食べようともしません。